フィンランドのフラッグキャリアである、フィンエアー。
JALと同じワンワールドアライアンスに所属していて日本↔フィンランド間を繋いでいるので、日本人にも馴染のあるエアラインだと思います。
しかし現在コロナウイルスの影響で、世界中の他のエアラインと同じくフィンエアーも経営難に苦しんでいます。
そのため新たな試みとして、ヘルシンキ近郊のスーパーマーケットでの機内食の販売が11月から始まっていました。
最初はヴァンター空港近くのK-Supermarketで実験的に開始し、人気があったのでヘルシンキ近郊でも販売し始めたのです。
コロナウイルス流行前は、フィンエアーでは一日に1万2000食の機内食が作られていましたが、現在の運航便は約90%減便されており、このような機内食の販売をすることで利益の確保だけでなく、調理スタッフへの仕事の提供もすることができます。
フィンエアーによると、10km上空の機内で食べるときは気圧やエンジン音などにより、地上で食べるときと味覚が変わるそうです。
そこもしっかり計算され、地上で食べることを想定して味付けを変えたものが提供されているそうです。
フィンエアーは現在一日当たり200万ドル以上の損失を計上しており、700人以上の従業員を解雇やレイオフしていて、ほとんどの従業員は無期限の休職に入っています。
売り場
フィンエアーの機内食は、ヘルシンキ近郊の限られたK-Supermarketで売られています。
わたしが行った店舗では、大きく垂れ幕が飾られていました。
その下に、商品が並べられています。
青いシンプルなラベルが、スーパーマーケットの中でも目を引きます。
お食事以外にも、機内で大人気のブルーベリージュースも販売が開始されました。
こちらもシンプルでフィンエアーらしいデザインがすてきですね。
ビジネスクラスの機内食
定期的にメニューは変更されているようですが、今回はこの3種類でした。
販売されているのは、どれもビジネスクラスのものです。
以前フィンエアーのビジネスクラスを利用した際、イッタラの食器でいただくハイクオリティなお食事がどれもおいしくて感動したので、期待が高まります。
ノーザンパイクのハンバーグと海老ソース(左下)、トナカイ肉のハンバーグとカシスソース(上)、子羊肉と赤ワインクランベリーソース(右下)です。
それぞれ味わってみました。
まずは、ノーザンパイクのハンバーグと海老ソース。
ノーザンパイクは日本では特定外来生物なので味わう機会が少ないかもしれませんが、とてもおいしい白身魚です。
写真ではバサバサに見えますが、マッシュポテトの味付けが絶妙でした。
ノーザンパイクのハンバーグも、ふわふわした食感もよく、海老ソースとの相性も抜群でとてもおいしかったです。
お次は、トナカイ肉のミートボール。
生臭かったら嫌だなと思ったのですが、全然そんなことはなく、本当においしいミートボールでした。
3個だけでなく、5個ぐらい食べたいぐらいでした(笑)。
最後は、子羊肉と赤ワインクランベリーソース。
これがいちばん高級感のあるお味でした。
ちゃんと大きいお皿に乗せたら、高級レストランで出て来てもおかしくありません。
機内で大人気のブルーベリージュースも、安定のおいしさでした。
甘すぎず、酸っぱすぎず、濃さもちょうどよく、ゴクゴク何杯でも飲みたくなってしまいます。
どれも期待を上回るおいしさとクオリティの高さで、また違うメニューが販売されたら試してみて、大好きなフィンエアーの経営に少しでも貢献できればと思っています。
きつねさん、こんにちは。
フィンエアーは大好きなエアラインの1つです。機体のシンプルでスタイリッシュなデザインも好きですし、客室乗務員やグランドスタッフの応対も他の会社に比べても、素晴らしいですよね。私もフィンエアーの助けになることがないか(日本だと難しいかも)考えてみます。
kiitos tottyさん
こんにちは、コメントいただきありがとうございます(^^)
わたしも、フィンエアーが大好きです。
スタッフの教育も行き届いていて、とても快適でありがたいなぁと毎回思います。
フィンエアーのバーチャルフライトはご存知ですか?
これなら日本からもフィンエアーを応援できますね。是非見てみてください!
(回し者ではありません。笑。)
https://www.finnairshop.com/ja/virtual-flights