日本に住んでいたときは興味もなかったのですが、去年の冬はじめて編み物に挑戦して、すっかり夢中になりました。
そんなときにいろいろと調べて見つけた、ヘルシンキのお隣エスポーにある毛糸屋さん「Menita」。
こちらはフィンランド最大の毛糸屋さんで、今年は併設カフェもかわいくなって更にパワーアップしたので、ご紹介したいと思います。
メトロ終点からバスで10分
Menitaはヘルシンキにも店舗があるのですが、そちらは結構小さめ。
このフィンランド最大の店舗はヘルシンキのメトロの西側の終点Matinkylä(マティンキュラ)駅からバスで約10分のところにあります。

バス停すぐ目の前の、さびれた建物の階段を上がった3階にあります。

入り口にはしっかり「フィンランド最大の毛糸屋さん」と誇らしげに書いてあります。

写真では伝わらないですが、本当に広いんです(もちろん東京のユザワヤやオカダヤと比較すると全然ですが)!
そして品揃えがとっても豊富。

毛糸も、いろいろな太さ、素材、ブランドがあって、作りたいものや用途によって迷ってしまうほどたくさんあります。
もし迷ったら、店員さんに相談してみてもいいかもしれません。

そしてここには毛糸だけでなく、奥には手芸道具のお部屋もあり、編み棒やボタン、チャックなど、こちらも豊富な品揃えです。

キッチュでかわいいボタンたち。
買うときはこの入れ物ごとレジへ持って行って、いくつ買うのかを店員さんに伝えます。

こちらは色ごとに分けられた、ヴィンテージ風のボタンたち。
軽い気持ちで行くと、軽く1時間は居座って迷ってしまうこともよくあります。
編んだものをプレゼントすることも多いので、その人の顔を思い浮かべながら、どの色が似合うかな~と考えるのはとてもしあわせな時間です。
下のフロアにはカフェ併設

真ん中には下のフロアに下りる階段が。
早速下りてみましょう。

下のフロアにも毛糸があって、こちらはかぎ編み用の太いものが多く揃っています。
そしてフロアの半分はカフェになっています。

こちら、去年の冬はとてもさびれた公民館のような雰囲気のカフェで立ち寄る気にもならなかったのですが(笑)、今年の6月から新しく「Pupusaari」というカフェがオープンしました。
Pupusaariは「うさぎ島」という意味で、名前もかわいいです。

インテリアもとてもかわいくて、おしゃれな雰囲気に大変身。
わたしはカプチーノとカップケーキを注文してみました。

カップケーキは甘酸っぱいレモンムースの中にベリーソースが入っていて、おいしかったです。
カプチーノは、まあ普通です。
ラテアートがんばれ!と応援したくなります。
隣のふたりのお姉さんは、ワインを飲んで編み物をしながら楽しくおしゃべりしていました。
お店で毛糸を買って、ここで編み物をするにもとてもいい場所だと思います。

もちろんカフェの外のドアから入って、中から上に上がって毛糸のフロアに行くこともできます。
ヘルシンキで毛糸や編み物グッズを探していたら、とてもおすすめのお店です。
ちなみにこの建物のすぐ裏は今メトロの駅が建設中で、2023年には完成予定です。

アクセスが更によくなる日が、今から待ち遠しいです。
わたしがいちばん好きな毛糸ブランド
おまけですが、わたしのお気に入り毛糸ブランドもご紹介します。

Sandnes Garnというノルウェイの毛糸ブランドで、1888年にからある老舗のようです。
ここのブランドは色々な質や太さのバリエーションが豊富なことに加えて、とにかく絶妙な色展開が大好きです。

これは去年編んでから愛用しているニット帽ですが、赤でも朱色でもオレンジでもない、微妙な色がとてもお気に入りです。
去年はこれとは別の、深い赤色の毛糸で夫にニット帽を編んであげたところ、気に入って被りすぎてビヨビヨに伸びてしまいました(笑)。
フィンランドの毛糸ブランドNovitaは日本でも販売を始めたようですが、このSandnes Garnは日本未上陸ではないでしょうか。

こんな感じで編みかけのものと一緒にバスケットに入れてソファの近くに置いていますが、毛糸を眺めるだけでしあわせな気持ちになれます。
なかなか編み物の時間がとれていませんが、クリスマス休暇などに編み進められればいいなと思っています。
お店情報
- 店名
Menita Espoo - 電話
+35892567536 - ホームページ
https://www.menita.fi/ - 営業時間
月 – 金: 10:00 – 18:00
土 : 10:00 – 15:00
日 : 定休日 - 住所
Yläkartanontie 26, Espoo
(2022年12月更新)
毛糸屋さんMenitaは引き続き営業中なのですが、併設していたカフェは閉店してしまいました。