引き続き、後編です。
前編はこちらのリンクから!
スケジュールのおさらい
12:00 | タンペレ中央駅到着 |
12:10 | 日本食レストラン「Fujimi」でランチ |
13:20 | クリスマスデザインマーケットでショッピング |
13:30 | タンペレ・アートミュージアムで手塚治虫展鑑賞(ここまで前編) |
15:20 | フィンランド最古の公衆サウナでリラックス(ここから後編) |
16:40 | フィンレイソン綿織物工場跡地のビール醸造所でディナー |
18:00 | タンペレ中央駅出発 |
16:00 フィンランド最古の公衆サウナ「RAJAPORTIN SAUNA」
現役のサウナの中で最古の公衆サウナは、タンペレにあります。
その名前は「RAJAPORTIN SAUNA(ラヤポルティン・サウナ)」。
さすが、「サウナ・キャピタル」とも言われるタンペレです。
1906年(100年以上前!)に作られ、今もほとんど当時の造りそのままだそうで、黄色い木造の建物にミントグリーンの看板のカラーコンビネーションがたまりません。
レトロでかわいい小さな受付で人数を伝え、料金を支払います。
サウナは男女別なので、水着は着用しなくて大丈夫。
木でできた居心地のいい更衣室で洋服を脱ぎ、歴史を感じる木造のサウナ室へのドアを開けると、右手にサウナストーブ、下に水汲み場、上にサウナがあります。
さすがフィンランド最古のサウナ、シャワーはありません。
数段階段を下りて手桶で水を汲み、身体や髪の毛を濡らします。
そうしたら上の階に階段で上がり、サウナを楽しみます。
このラヤポルティン・サウナの特徴として、長さ1メートルの薪木を何本も焚いて大きなサウナストーブに重さ1トン以上のサウナストーンを一気に温めるので、昼も夜もじんわりとしたやわらかい気持ちよさを感じることができます。
他のサウナとは全然違って、ずっといられるような心地よさでした。
しかしこのサウナストーブは男女共有なので、男性サウナで誰かがサウナストーンに水をかけると、女性サウナにも一気にロウリュがやってきます。
いきなり熱気が押し寄せてきたので、ひとりで来ていた地元のお姉さんと一緒に笑いながら逃げました。
身体があたたまったら、タオルを巻いて中庭でクールダウンをします。
常連と思われるおじさま方がお酒を片手に談笑していて、とてもローカルな雰囲気が味わえて最高。
足元には雪が積もっていましたが、火照った身体にはそれがとても気持ちいいのでした。
タンペレに訪れたら絶対にまた行きたい、最高のサウナ体験ができました。
- 名前
Raportin Sauna- 電話
+358 50 310 2611- ホームページ
http://www.rajaportinsauna.fi/index.ja.php- 営業時間
月・水: 18:00 – 22:00
金 : 15:00 – 21:00
土 : 14:00 – 22:00- 料金
< 大人 > 月・水:6ユーロ 金・土:10ユーロ
< 子ども > 6 – 15歳:3ユーロ 6歳未満:無料
< タオルレンタル > 3ユーロ- 住所
Pispalan highway 9, Tampere
17:00 ビール醸造所「Brewery Restaurant Plevna」でディナー
タンペレの観光スポットとして人気のおしゃれな商業施設、フィンレイソン綿織物工場跡地にある「Brewery Restaurant Plevna」というビール醸造所兼ドイツ料理レストランでディナーをしました。
お酒は全てここで醸造されているということで、とてもおいしく頂きました。
サウナ上がりの温まった身体に、おいしいビールが染み入ります。
まず注文したのは、タンペレ名物の「mustamakkara(ムスタマッカラ)」。
黒ソーセージという意味で、豚肉ミンチ,豚の血,つぶしたライ麦や小麦を混ぜ合わせて腸詰にして作られたものです。
ヘルシンキのスーパーでも売らていて、わたしたち夫婦はよく週末の朝ごはんに食べるほど好きなのです。
付け合わせのリンゴンベリージャムを付けて食べましたが、安定のおいしさでビールが進みます。
メインのお料理は、わたしはソーセージ、夫はシュニッツェルとドイツらしいものを選びました。
正直どちらもお味はそこそこでしたが、ビールのおいしさとお店の雰囲気がよかったので楽しめました。
- 店名
Brewery Restaurant Plevna- 電話
+358 3 2601 200- ホームページ
https://www.plevna.fi/english/- 営業時間
月 : 11:00 – 22:00
火 – 木: 11:00 – 24:00
金・土: 11:00 – 02:00
日 : 12:00 – 22:00- 住所
Itäinenkatu 8 (Finlayson area), Tampere
18:00 タンペレ中央駅出発
心地いい疲労感とともに、タンペレからまたVRに乗り込んでヘルシンキへ帰ります。
母が日本から送ってくれた貴重なお菓子を夫と分け合って一口一口噛みしめ、また読書をしながら電車に揺られて帰りました。
片道2時間弱、交通費も往復20ユーロ弱でこんなに楽しめる小旅行、定期的に行きたいです。
前編・後編にわたりお付き合いいただき、ありがとうございました!