新年明けてすぐ、日帰りでタンペレ旅行に行ってきました。
お昼の12時にタンペレ中央駅に到着し、夜の18時に出発するという6時間滞在のスケジュールでしたが、観光・ミュージアム・ショッピング・サウナ・グルメの全てを網羅した充実のいいとこどりプランで、効率よくタンペレを大満喫できたので、ヘルシンキからの日帰り旅の参考になればと思い投稿します。
タンペレってどんなとこ?
フィンランド第二の都市であるタンペレ。
ヘルシンキ中央駅からタンペレまでは、VRで2時間弱で行けてしまいます。
チケットは数週間前にVRのアプリから予約したところ、なんと片道8.90ユーロ(約1,068円)と激安でした(VRのホームページはこちら)。
世界唯一のムーミンミュージアムがあることでも日本では有名ですが、他にも見どころがたくさんです。
タンペレの町はナシ湖(地図上)とピュハ湖(地図下)というふたつの湖に挟まれていて、ネシ湖の標高は95m、ピュハ湖の標高は77mなので、その水位の差を活かした水力発電を行うことで、ふたつの湖を結ぶタンメルコスキ川(地図中央)周辺を中心としてタンペレに産業が発達しました。
その名残で、観光スポットとして有名なフィンレイソン綿織物工場跡地をはじめとした赤レンガの建物たちはこのタンメルコスキ川のほとりに並んでいます。
実際に橋を渡りがら川を見ると流れが早くて、歴史を勉強してから行くと楽しさが倍増でした。
タンメルコスキ川を中心に東西に分かれた中心部は、徒歩でまわれてしまうほどコンパクトです。
わたしたちのタイムスケジュール
他にも行きたいところや見たいものはたくさんあるのですが、今やりたいことを全部みっちり詰め込んだスケジュールを立てて行きました。
12:00 | タンペレ中央駅到着 |
12:10 | 日本食レストラン「Fujimi」でランチ |
13:20 | クリスマスデザインマーケットでショッピング |
13:30 | タンペレ・アートミュージアムで手塚治虫展鑑賞(ここまで前編) |
15:20 | フィンランド最古の公衆サウナでリラックス(ここから後編) |
16:40 | フィンレイソン綿織物工場跡地のビール醸造所でディナー |
18:00 | タンペレ中央駅出発 |
12:00 タンペレ中央駅到着
ヘルシンキ中央駅を10:20頃出発し、遠足気分で手作りおにぎりを朝ごはんに食べたあと、のんびり音楽を聴きながら読書をしてくつろいでいたら、あっという間に着いてしまいました。
この日のヘルシンキは珍しく快晴でしたが、タンペレに着くとなんと雪が降っていました。
12:10 日本食レストラン「Fujimi」でランチ
この旅の目的のひとつだった、日本食レストラン「Fujimi」。
タンペレ中央駅から徒歩5分の好立地で、タンペレ唯一の日本人シェフのお店だそうです。
お寿司や丼ものなど、豊富なメニューはどれもおいしそうで、しばらく悩んでしまいました。
わたしはお寿司(おにぎりを食べすぎてしまってお腹いっぱいだったので少なめ)、夫はからあげ丼、そしてシェア用に餃子をオーダーしました。
オーナーさんのおすすめは、ランチはエビフライ丼、ディナーはニューヨークロールとのことです。
お寿司のシャリがふっくらで、とってもおいしかったです。
次回は腹ペコで行って、もっと食べたい!
唐揚げも味が染みていておいしく、揚げ餃子もビールに合いそうなおいしさでした。
タンペレ旅のときには必ず立ち寄るスポットになりそうです。
- 店名
Fujimi- 電話
050 352 5801- ホームページ
https://fujimi.fi/- 営業時間
月・火: 14:00 – 21:00
水 : 12:00 – 21:00
木 – 土: 12:00 – 22:00- 住所
Aleksanterinkatu 29a, Tampere
13:20 クリスマスデザインマーケットでショッピング
ソコスデパートで開催されていたタンペレのデザイナーの作品が集まるクリスマスデザインマーケットを楽しみにしていましたが、思いのほか規模が小さくてあっという間に見終わってしまいました。
好きなデザイナーさんのカレンダーを見つけて欲しくなりましたが、大きくて雪の中持ち歩けないので断念。
13:30 タンペレ・アートミュージアムで手塚治虫展鑑賞
この旅のメインイベント、タンペレ・アートミュージアムで開催されていた手塚治虫展です。
開催期間は2019年9月7日~2020年1月5日で、滑り込みセーフで見に行くことができました。
ヨーロッパ初とのことで、手塚治虫先生が好きなわたしはとてもわくわくしていました。
アトムが入り口でお出迎え。
手塚治虫先生が生涯手掛けた全ての作品が、年代順に内容やコンセプト、そして原画とともに紹介されていました。
フィンランドでこのイベントが開催されていること、そこに自分がいること、そしてたくさんのお客さんで賑わっていることに胸が熱くなりました。
全作品で一貫して手塚治虫先生が「命の大切さ」を伝えたかったこと、そしてスランプに陥って苦しんでいたことなど、とてもわかりやすく展示されていました。
いくつかビデオも放映されていて、肉声で「アイディアは売りさばけるほどある。でも老いやイラストスキルのせいで追いつかないんだ」と言っていたことがとても印象的でした。
「漫画の神様」と称えられている手塚治虫先生も、自身の才能にあぐらをかかず、常にいくつになってもスキルを磨き、精進していたことは胸に突き刺さり、学びの多い展示でした。
美術館のスタッフがみんなベレー帽を被っていて手塚治虫先生へのリスペクトを感じ、日本人としてとてもうれしい気持ちになりました。
地下にはもうひとつの展示「漫画マニア」がありました。
普段あまり漫画は読みませんが、手塚治虫作品はもちろん、色々な漫画を読みたくなってしまいました。
期間内に見に行くことができて、本当によかったです。
他のヨーロッパの国でも展示され、手塚治虫作品の素晴らしさが多くの人たちに伝わりますように。
- 名前
Tampereen Taidemuseo- 電話
+358 3 5656 6577- ホームページ
https://www.tampereentaidemuseo.fi/en/index.html- 営業時間
月 : 定休日
火 – 木: 09:00 – 17:00
金 : 09:00 – 18:00
土・日: 10:00 – 18:00- 料金
大人: 11ユーロ
子ども(7 – 17歳): 5ユーロ
子ども(6歳以下): 無料
学生: 5ユーロ
失業者: 5ユーロ
(毎週金曜15:00 – 18:00は全員無料)- 住所
Aleksanterinkatu 29a, Tampere
後編に続きます。
コメントを残す